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Blow
by blow /Jeff Beck
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そろそろ初夏ですが、個人的に初夏の季節には何故かこの頃のJ.Beckが似合います。
説明の必要すらない名盤ですけど、最近のオーディオで改めて聴いていると、各種の発見があって面白いです。
若い世代の人達の為に少し説明しましょう。
この当時、既にロックギターリストとして人気を博していたJ.Beckですが、fusion,jazz
rockシーンの隆盛からなのか、なんとこのアルバム以降、インストでの楽曲が中心に成ります。
特にJ.Beckに強く影響を与えた張本人とは、この当時、Mahavishnu orchestraをやっていたJohn
Mclaughlinです。そもそも、このアルバム、Mahavishnuのメンバーの助けできたと言っても過言では無い‥。実際この当時、J.Maclaughlin本人とも共演してます。
ハイライトと言ってもいい、『Scatter brain』なんか、モロにMahavishnuサウンドなのですが、それもその筈、メンバーをそのまま借りてきてジャムセッションしながら出来たのがこの曲です。
他には、『哀しみの恋人達』も名曲ですが、あまり皆さん知らない事実の様だけど、これ、stevie
wonderの書いた曲です。知ってました?
逆にstevie wonderの『迷信』、あれは本当はJ.Beckの書いた曲、と言っても良いです。(あのリフを創った、って事ですけど)。
この『哀しみの恋人達』では改造テレキャスで、あの美しいトーンを演奏していますが、あのギタースタイルは、白人の名ブルースマン、Roy
Buchananのものです。
こうして見ると、Jeff Beckも結構ミーハーですね(笑)。
いやいや、やはり天才は一日にしてならず、と言っておきましょう。様々なスタイルや音楽をたっぷり吸収してる証拠です。
そして、とかく忘れがちな事実ですが、このアルバムの成功は、誰よりも、もしかするとJ.Beck本人よりも、プロデューサーのGeorge
Martinの力量に依存しています。
とにかくこのアルバムのアレンジ、楽曲の纏め方、サウンドメイキング、など最高に素晴らしい。数々の実験的なアイディアに満ちています。ギターのトーン一つとっても、各所で数々の演出施しています。またお得意のストリングアレンジなんか、もう最高です。
実に、彼無しにはこのアルバムも、その後のJ.Beckの業績もありえない。
とかく普通リスナーはJ.Beckのフレージング等のギタープレイばかりを聴いてるけど、あのサウンドはむしろG.Martinサウンドと言ってもいい。
あの演奏がド下手なBeatlesを音楽史に残る偉大なバンドに変えたのは、まさしく彼の仕業だけど、ここでは単なるロックギター弾きを、20世紀を代表するギターリストに変えてしまった!
本当の魔術師は、弾いてる本人以上に、実は彼ですよ。。
昔からこのアルバムを聴いてるおじさん達も、ぜひ最近のマスタリングのこのアルバムを、最近のHifiヘッドフォンオーディオで聴いてみてください。
多分、びっくりする筈です。
如何に凄い斬新なミックスが、全体に施されていたのか…。
そういう訳で、全ての世代のリスナーにお勧めです。
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Toys/Funkadelic
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さて左は70年代の名盤ですが、こちらは、70年代のあのメンツの未発表音源集です。
よく若い人に、ファンクを聴きたいのだけど、何を聴けばよいか?という質問を受けるのですが、私はこのFunkdelicを真っ先にお勧めします。
ファンクという言葉は一人歩きして、この第一世代のファンクを知らない人も、その言葉を知ってるのですが、ファンク=George
Clintonであり、Slyであり…、だと思います。
それはまるでボサノヴァ=A.Carlos jobimであり、J.Gilbeltoである様に…。
以前から都度都度、ここで紹介してるfunkadelicですけど、このバンドを本当に聴いてる人、おっさんとかでも、なんか少ないんですよね‥。特に田舎だと。。
これは理由があって、彼等の数々の名盤は昔、廃盤になってて手に入らなかったのです。市場では何しろプレミアがついてて、高価過ぎるのでちょいと買えなかった。
今でこそ、CDで再発され、気軽に聴けますけど。。
だから、往年のファンはかなり濃いブラックミュージックマニアで、普通の音楽ファンは、あまりよく知らん訳です。
それに対してP-funkの方は、市場に普通に出回り、一般的にも聴かれていた。だけど、実際、かっこいいのはこちらの方でしょう!
実際、アメリカ本国でも、あまりに過激な内容から、なんか抹殺されてる感じすらあるバンドです。
このアルバムは往年の名盤当時のアウトトラック集で、ファンならつい手が出てしまう物体でありましょう。
おまけについてる、当時のPV映像が、また凄い、っつーか濃い(笑)。
あの感覚、あれは一体何でしょう? 黒人特有のものなのか、それともアメリカの抑圧下にあって、もう「イッチャッテル人間」の特性なのかは、よく解りません。
多分、私は後者の理由だと思います。
はっきりいってキチガイです(笑)。
でも、芸術に本当に必要なものは『狂気』なのであって、まさに彼等は芸術的です。
下品で、醜くて、そしてかっこいい。
これこそfunkじゃない?
funkyって言葉の原点は、このえげつないパワーでしょう。
そしてサウンド的にいつも注目してしまうのが、キーボードのBernie Worrellのシンセの使い方のかっこ良さ、そしてEddi
Hazel のギターです。
ギター弾き諸君は、ぜひ彼のプレイを聴いて欲しいですね。
バッキングワークから、リードプレイ、えぐいエフェクトのかけ方、どれも絶品です。
Eddie Hazelって名前すらそこらの雑誌ではあまり見かけないのだけど‥。それも凄く変な話だ。。
しかし一体、みんな何聴いてんの???
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